鳩による被害レベル
このページでは「鳩による被害レベル」をご紹介しています。
ご自宅のバルコニーやベランダに鳩が来ることはありませんか?
そのまま放っておくと、鳩の滞在時間が長くなり被害が拡大していきます。
あまり話題にはならない鳩の被害、でも意外と被害に遭っているかたは多くいらっしゃいます。
ここでは、「鳩による被害レベル」についてご紹介しています。
鳩による被害をレベルに分けると
鳩による被害をレベル分けすると0~4の5段階にできます。
現状がどのレベルなのかを知って鳩による被害の対策を考えましょう。
レベル0 【様子見】

鳩は、エサや水場が近いところを中心に生活をしており、その近辺で休憩したり安心できる場所を探します。
周囲から見えないようになっている、囲われているようなところを好み、ベランダは蛇や猫などの外敵がいないことから、狙われやすくなっています。
そして、安全確認をするために、電線から様子を伺ったりします。
電線と目線の合う高さは特に注意が必要で、対策をして危険な場所だと思わせることができれば近寄ることはないでしょう。
ご近所に鳩にエサを与える人がいれば、とても要注意が必要です。
また、無責任に鳩にエサを与えないよう呼びかけるようにしましょう。
鳩の被害についてちゃんと分かっていないのかもしれません。
レベル1 【休憩所】
ベランダに近寄ったり、手すりから中を確認したりして、鳩が安心できる場所と認識をすれば、ベランダに侵入して比較的明るい時間帯に羽を休めるための休憩場所として使用します。
滞在時間はあまり長くなく、被害は"フン"が少し落ちており、鳴き声が少しするくらいでしょう。
"様子見"の時から気付かず対策をしていない人は、この時点からでも遅くはありません。
鳩は自分のフンがあると安心できる場所と認識をするので、そのフンの掃除と、侵入出来ないようにネットをするなど対策をしましょう。
レベル2 【待機場所】

休憩場所が安心できる場所と認識をすれば、次の段階の"待機場所"として使用するようになります。
エサや仲間を待つ場所として使い、滞在時間が長くなりますので、フンや鳴き声の被害が拡大し、洗濯物が汚れたりすることもあります。
そして、このレベルまで来ると次は"ねぐら"として使用できるか確認に移ります。
この段階でも、ご自身で対策ができるので、フンの掃除やワイヤーや剣山などを使うのも良いでしょう。
レベル3 【ねぐら】
なにも対策をしないと、待機場所がねぐらとしても安心できる場所と認識をするようになり、"ねぐら"として使用するようになります。
室外機の裏のような、囲まれているところを好み、昼間だけでなく、夕方や夜も使用するようになるので、被害が格段と拡大します。
このレベルまでくると、なわばり意識が強くなり、なかなか追い出すのが難しくなります。
すぐにフンの掃除をして、ベランダ一面に剣山を敷くなど対策をする必要があります。
レベル4 【巣作り】

ねぐらの状態を放置していると、巣作りを始めます。
休憩場所からずっと使用し、安心できると認識した場所なので、こうなるのは仕方ありません。
鳩は、伝書鳩でも有名な帰省本能やなわばり意識がとても強く、巣を作ると簡単に追い出すことは出来ません。
また、鳩は法律で守られているため、勝手に捕まえたり駆除をしたりしてはいけません。
朝から夜までずっといることになるので、フンや鳴き声の被害は膨大です。
ご自宅だけにとどまらず、マンションであれば車や下の階のベランダが、被害を受けることもあります。
そして、子作りなどもするようになるので、繁殖を手伝っていることになります。
一度鳩駆除専門の業者に相談するのが良いでしょう。
レベルごとに見ていただいたら分かるように、いきなりレベル4まで被害を受ける、ということはありません。
段階を踏み、鳩が安心できると認識をして、レベルが上がっていきます。
お掃除や対策を怠らずに、鳩を寄せ付けないお家作りをして、安心できる生活を手に入れましょう。
鳩にエサをあげてはいけない理由
上述のように、鳩による被害は段階をおいて酷くなっていき、被害も大きくなっていきます。
このような鳩の特性を理解した上で、我々にできる何よりの予防策は、「むやみにエサをあげない・エサになるようなものを置かない」ことです。
鳩にエサを与えてはいけない理由として、以下のようなものがあります。
・鳩の栄養状態が良くなり健康になってしまうため、一年の内に何度も繁殖してしまう
・エサを与えてくれる人に懐いてしまい、結果的に人を怖がらなくなる
・エサをもらえると大量の鳩が集まってしまい、鳩糞や鳴き声などの被害が大きくなる
・鳩が多い場所では鳩被害も増えてしまい、鳩駆除が必要となってしまうため、鳩にとっては不幸な結果となってしまう
公園、マンションなどで「鳩にエサを与えないだください」という看板や張り紙を見かけたことはありませんか?
鳩は人間からエサをもらわなくても、雑草など自然界にあるものを食べるだけで十分生きていける動物なのです。
不用意にエサを与えてしまうと、「人間にとっては甚大な鳩被害を招く温床となる」「鳩にとっては駆除される原因となる」といったように双方にとって不幸な結果となってしまうのです。
もし、お住まい周辺、またはベランダ・バルコニーなどで鳩を多く見かけるようになったら、以下のようなご自身でできる対策を早めに行いましょう。
鳩対策は何よりも「鳩を寄せ付けないこと・棲みつかせないこと」が重要です。
鳩糞を掃除する
鳩は自分の糞がある場所を「安全な場所」と認識します。
鳩を寄せ付けないためにも、早い段階での鳩糞掃除が大切です。
市販の忌避剤を使用する
忌避剤とは、鳩が嫌がる成分が入った薬品で、スプレー・ジェル・固形など様々なタイプが存在します。
鳩が止まる箇所に設置することで、鳩を寄せ付けなくする効果が期待されます。
しかし、市販の忌避剤はそれほど薬品の成分が強いわけではないので、効果があるのはあくまでも被害の初期段階に限ります。
鳩用剣山(スパイク)を設置する
物理的に鳩を居付かせないようにするために、鳩用剣山を設置するのも有効な方法です。
ただし、剣山部分が樹脂などの柔らかい場合や短すぎる場合、そのまま剣山の上に巣を作ってしまう恐れもあります。
防鳥ネットを設置する
鳩をベランダなどに居付かせないようにするために一番有効な物理的方法は、防鳥ネットを設置することです。
しっかり設置すれば非常に効果がありますが、わずかな隙間でもあればその箇所から侵入を許してしまうので、隙間無く設置することが重要です。